1: 2017/11/02(木) 20:30:12.72 ID:CAP_USER9

9人遺体事件“9人の名前は知らなかった 同意を得ずに殺害”

神奈川県座間市のアパートの部屋で、切断された9人の遺体が見つかった事件で、遺体を遺棄した疑いで逮捕された男は調べに対し、「9人の名前は知らなかった」と供述していることが警視庁への取材でわかりました。警視庁は、当初から殺害する目的で若い女性ばかりを狙って誘い出し、出会ってすぐに襲っていたと見て調べています。

神奈川県座間市のアパートの部屋で、切断された9人の男女の遺体が見つかり、このうちの1人の遺体を遺棄した疑いで、この部屋に住む無職の白石隆浩容疑者(27)が警視庁に逮捕されました。

これまでの調べによりますと、9人のほとんどはツイッターに自殺を望む書き込みをしていて、白石容疑者が「一緒に死にましょう」などと呼びかけて誘い出したと見られていますが、その後の調べに対し、「殺害した9人の名前は知らなかった」と供述していることが警視庁への取材でわかりました。

また、「全員、同意を得ずに殺害した。殺してほしいとは誰からも言われていない」と供述しているということで、警視庁は当初から殺害する目的で若い女性ばかりを狙い、ツイッターを通じて誘い出したうえ、出会ってすぐに襲っていたと見て調べています。

一方、警視庁によりますと、白石容疑者は当初、9人の年齢について、「4人が10代後半の女性、4人が20歳くらいの男女、1人が20代後半の女性だった」、殺害時期については「8月に1人、9月に4人、10月に4人」とそれぞれ供述していましたが、その後、「覚えていない」などと供述し、説明があいまいになってきているということです。

■「支えの手を差し伸べることもできたはず」

インターネット上に自殺を考えている人たちの相談サイトを立ち上げているNPO法人の代表者は今回の事件について、「若者のニーズにあった相談機関が足りない現状が事件の背景にある」と指摘しています。

東京のNPO法人「OVA」はインターネット上に自殺を考えている人たちのための相談サイトを立ち上げていて、利用者が検索サイトで「自殺」とか「死にたい」といったキーワードを入力すると、検索結果の画面でサイトが紹介される仕組みになっています。

法人には「生きる意味がわからない」とか「心の支えがない」といった月に100件程度の相談がメールで寄せられ、専門知識を持ったスタッフ4人がメールや電話などで話を聞いたり、病院を紹介したりしています。

しかし、ツイッターなどSNSでのコミュニケーションが進んでいる今、メールで相談を寄せる若者は一部にすぎなくなっているといいます。

精神保健福祉士でNPOの代表理事を務める伊藤次郎さんは「今の若者はLINEなどでメッセージをやり取りすることに慣れているため、メールを送ることでさえ敷居が高いと感じている」としたうえで、今回の事件について「死にたいぐらいつらい気持ちを抱えた人に対して、今回は悪意の手が差し伸べられてしまったが、逆に、支えの手を差し伸べることもできたはずだ。若者はインターネットによるメッセージのやり取りでの相談を望んでいるので、支援する側も、ニーズに合わせた相談窓口を強化すべきだ」と話しています。

配信11月2日 17時22分
NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171102/k10011208541000.html?utm_int=news_contents_news-main_002



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