1: 2017/10/28(土) 08:36:14.13 ID:CAP_USER9

http://www.sankei.com/smp/west/news/171028/wst1710280005-s1.html
 アニメファンの聖地巡礼の“バイブル”となる「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)」(ホームページ「http://animetourism88.com/ja/sanctuary/」を参照)が今夏発表された。出版大手や旅行業界大手など5社からなる「アニメツーリズム協会」(富野由悠季理事長)が海外を含むファンのウェブ投票をベースに、アニメ版権会社や関連自治体と協議して選出。四国のお遍路詣り「四国八十八ケ所」にならい、アニメの聖地周遊の広域観光ルートを作り、地方創生や訪日外国人客増加につなげる狙いがある。

 「大変に残念。今回選ばれれば(聖地として)再浮上したかもしれなかったのに…」。和歌山県美浜町の笠野和男副町長は無念さをにじませた。8月26日、発表された聖地には、アニメ「AIR(エアー)」と「美浜町」の文字はなかった。

 「AIR」は平成12年に原作のゲームが発売され、17年にアニメ化された作品。海に面した同町がファンの間で聖地として浸透していただけに、町も聖地88に入ることを期待していたという。

 近畿地方では、和歌山県に加え、人気アニメ「けいおん!」などの聖地がある滋賀県も“聖地0”の結果に終わった。

 旧豊郷小学校校舎群が「けいおん!」の聖地とされる豊郷町は、これまで校内に「けいおん!」ファンの憩いの場を設け、地元商工会も23年に軽音楽甲子園を開催。官民一体となって盛り上げてきたが、聖地が版権を持つアニメ制作側の公認でないことも影響し、落選したとみられている。

 同町の担当者は「投票順位は上位だった」といい、「選ばれなかった人気の聖地という立場をうまく活用して、街の活性化につなげたい」と力を込めた。

 アニメ聖地88は今回初めて選出され、東海地方までを東日本、近畿以西を西日本と区分けした結果、東日本57カ所、西日本28カ所、(ほかに展示施設など3カ所)で、このうち東京都が最多16カ所だった。西日本では、「AIR」や「けいおん!」のほか、昨年話題を集めたアニメ映画「この世界の片隅に」(広島県呉市)も落選した。

 また、人気ライトノベルでアニメ化もされた「涼宮ハルヒ」シリーズが落選し、同シリーズのパロディー作品「長門有希ちゃんの消失」(西宮市)が選ばれる“変則的な選出”もみられた。

 一方、東日本からは「君の名は。」(岐阜県飛騨市)、「ラブライブ!」(東京都千代田区)、「ガールズ&パンツァー」、「エヴァンゲリオン」シリーズなどが順当に選出された。

 東高西低の結果について法政大学大学院の増淵敏之教授(文化地理学)は「アニメ制作会社の東京集中が影響しているのではないか」と指摘する。

 日本動画協会によると、全国に622社あるアニメ制作会社のうち、542社が東京都内にある。このためロケ地などが関東や東日本に集中する傾向があり、どうしても東に偏りがちになるとの見方だ。

全文はURL先で
アニメ「けいおん!」の聖地とされる旧豊郷小学校校舎群=滋賀県豊郷町
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「君の名は。」の聖地とされる飛騨市図書館
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アニメ「ラブライブ!」の聖地とされる神田明神
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